主な特徴
"4K"+"IPC"が実現する高い証拠能力
4K IPCとは?
IPCとは、有線、または無線LANでネットワークに接続して、録画機やパソコンからカメラの映像が見れる規格のカメラです。
SDI規格と比べ手軽に扱えるほか、LANケーブル1本でデータのやり取りを行なうため、カメラの映像や制御、音声など専用線を引く必要がありません。
また次世代高解像度の4K映像も扱えるので、今までより更に証拠能力を高めたカメラになっています。画質はフルHD(1080P)カメラの4倍!
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超高画質だから、小さく見づらかったナンバープレートや人の顔までくっきり写すことが
できます。4K(800万画素)映像は、フルハイビジョン(220万画素)の4倍の画素数を持った「超高解像度」映像です。
IPネットワークで防犯カメラシステム
カメラとレコーダーはルーターに接続
IPネットワークカメラはLANケーブルをルーターと接続し、ルーターにレコーダー(NVR)を接続しすれば、視聴・録画が可能になります。
またブラウザでの監視が可能であり、ネットワーク環境を構築すれば、ローカルだけでなく遠隔での監視も可能となります。
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RAID機能でHDD故障から復旧できる
複数のHDDを使用して壊れたHDDのデータを復旧が可能
万が一、録画映像データを記録するHDDが寿命等で壊れてしまうとデータを復元することは難しく、
大切な場面が映っている証拠などが得られない可能性があります。
そのために複数のHDDを使用して全く同じデータを別々のHDDに複製したり、共通のデータを複数のHDDに分散することで1台のHDDが壊れても復旧することが可能になります。
(※RAIDタイプや故障範囲によっては復元できないことがあります。)RAID0・RAID1・RAID5・RAID6・RAID10と5つのタイプに対応しているので、用途に合わせた構築が可能です。
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■RAIDの対応種類と動作について
RAIDには5つの動作タイプがあり、使用用途に合わせてデータの分散による故障時のデータ復元やデータ書き込みの高速化が可能となります。
・RAID0 書き込み速度の高速化向けの構成
RAID0はデータをブロック単位で分けて複数台(2台以上)のHDDに分散してデータを保存します。
そのため、連続したデータを一つのHDDに保存するより、分散している方が早く保存することができるため、
データ保存や読み込みを高速化する場合には最適ですが、データを分けて保存しているので一つでもHDDが故障すると
データ復元することができなくなります。![]()
・RAID1 ミラーリングで耐障害性を高めた構成
RAID1はHDDに記録するデータを複数台(2台以上)にまったく同じデータを書き込み、HDDが故障してももう1台のHDDにデータがあるため、 確実かつすぐ復旧することが可能です。
保存データは複数枚のHDDがあっても全く同じデータを書き込むため、RAID0と比べHDDを複数台あってもHDD1台分の容量となります。![]()
・RAID5 HDD3台以上でデータを分散し高速かつ耐障害性を高めた構成
RAID5はRAID0とRAID1のハイブリッドのような構成で、それぞれのHDDに各ブロックのパリティデータ(誤り)を書き込むことで、
HDDが一つ故障した場合に残り2つのHDDから故障したHDDのデータを補うことでデータを復帰させることが可能です。
RAID1と違い、完全に同じデータをコピーしないため、1本分の容量のパリティデータを作ることができるので録画保存領域の確保が可能です。![]()
・RAID6 HDD4台以上でRAID5よりも耐障害性を高めた構成
RAID6はRAID5と同様にそれぞれのHDDに各ブロックのパリティデータ(誤り)を2つのHDDに書き込むことで、
HDDが二つ故障した場合でも残り2つのHDDから故障したHDDのデータを補うことでデータを復帰させることが可能です。
RAID5と違い、パリティデータが2本分の容量が必要なため、RAID5と比べると録画保存領域は少なくなるもRAID1より容量の確保が可能です。![]()
・RAID10 RAID0とRAID1を組み合わせたミラーリング+分散化
RAID10はRAID0のデータ分散、RAID1の完全なミラーリングを組み合わせたRAID構成です。
HDDは2×2の4つ、または4×4の8つで構成され、HDDがどちらか片方壊れた場合に対になるHDDからデータを復帰することが可能です。
ただし、故障したHDDと対になるHDDも同時に故障した場合は復帰することはできません。
また容量が2重になるため、2本分のHDDで1本分の容量保存となります。![]()
■録画機対応RAID
本製品にはRAID機能に対応しており、下記のRAIDタイプに対応しています。
▼対応RAIDタイプと組み合わせ
RAIDタイプ | HDD構成 |
RAID0 | HDD2~8台 |
RAID1 | HDD2台のみ |
RAID5 | HDD3~8台 |
RAID6 | HDD4~8台 |
RAID10 | HDD4または8台 |
※またRAIDを行うHDDはすべて同じ容量で統一する必要があり、異なる容量のHDDでRAIDを構成することはできません。
PoE給電対応でカメラに電力を送電
LANケーブルを一本で電源とデータ通信が可能
PoEとはイーサネット(LANケーブル)に映像などのやり取りを行うデータ通信以外に、給電可能な機器から電力を受電する仕組みです。
屋外設置などでカメラ用に電源を敷設することが困難な場合や、電源敷設工事が要らないので工事費が掛からず、ご家庭設置でも最適です。![]()
▲PoE対応のNVR(録画機)
PoE給電で電源が無い場所でも設置可能
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※PoE送電を行うにはPoE対応のカメラとLANケーブルが別途必要になります。
※PoE非対応の機器にPoE接続しますと機器が故障する原因になりますので取扱いにはご注意ください。
録画機本体について
カメラ接続できるチャンネル数と録画機の大きさ
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カメラの接続台数は4台・8台・16台・32台の4種類があり、接続数によって録画機の大きさも変わってきます。
4chは小型の録画機が多くご家庭や小型の店舗向き。8ch中型店舗向き。16ch以上は大型店舗や建物全体の監視に向いた大きさとなっています。
また大型ボディの特徴としてHDDを複数台入れることができるため、長時間録画や多くのカメラ映像を残す用途に最適です。HDMI・D-SUBのモニター映像出力
モニター映像出力はHDMIを標準搭載。
機種によってはD-SUB出力にも対応しており、用途に合わせたモニターをお使いいただけます。(※D-SUB接続の場合。規格上画質が制限されているため、高画質でご利用いただくにはHDMI接続を推奨します。)![]()
録画機の機能・操作について
セキュリティー
録画機の操作にパスワードが設定されているので第三者の操作を防止します。
ユーザーごとに与える権限を設定できるので、マスター権限を限定することができ安全性を高めます。ネットワーク経由の遠隔リモート操作
ネットワークに接続することで離れた場所からも監視と操作が可能です。
操作画面にはパスワードが必要なので安全性が高いです。![]()
オートシーケンスモード(カメラ4台の場合)
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オートシーケンスモードとは各チャンネルの映像を数秒間隔で自動的に切替える機能です。
1台1台録画機の操作をする必要がないため。録画機の操作が困難な場所や監視する規模が大きい場合に最適です。
機種によって1分割・4分割・9分割・16分割で指定した秒数間で切替えが可能です。録画モード
録画機には、常時録画・スケジュール録画・モーション録画の3つの録画モードが搭載されています。
スケジュール録画とは
留守の時だけ・夜間だけ等、日時と録画方法を指定して録画する機能です。
スケジュールは1時間単位で指定することができ、祝日設定も可能です。![]()
モーション録画とは
カメラで撮影している映像の変化をキャッチして、自動で録画を開始する機能です。
動きを検知する範囲や検知する動きの大きさを予め指定できるので、環境に合った設定をすることができます。
▲モーション検知の仕組み
(※機種によって設定範囲が違います)ビデオロス
カメラからの信号が途絶えて、映像がでなくなった場合ににエラーを表示したり、管理者に通知を出す機能が搭載されています。
ビデオロスとはカメラの故障等によりカメラとの通信が途切れた時のことを指しています。メール通知機能
モーション検出に反応があった時や、カメラやHDDに異常があった時等、管理者にメールで通知する機能が搭載されています。
バックアップ機能
録画データのバックアップ
録画機にUSBメモリーを挿して録画データのバックアップを取ることができます。
再生にはデータ形式に応じたソフトが必要ですが、中にはソフトを準備する必要がないexe形式でバックアップデータを作成できる5シリーズという機種もあります。![]()
録画機の設定をバックアップ
録画機を買い替えた際、同型の機種に限り設定をバックアップし引き継ぐことができます。
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